だいぶ暑くなってきましたね~…
夏の植物と言えば、朝顔、ひまわり、紫陽花などいろいろありますが、もう1つ忘れてはいけないものがあります。
それは、ほおずき
朝顔、ひまわり、紫陽花などに比べると、ちょっと地味な印象はありますが、毎年各地でほおずき市も開かれています。
東京だと一番有名なのは、浅草寺のほおずき市。
ですが、浅草寺以外でも、さまざまなほおずき市が開かれています。
…という訳で、今回のテーマは、東京のほおずき市について。
・ほおずき市の開催日時
・開催場所・アクセス方法
・ほおずきの値段
などについてまとめました。
では、どうぞ~
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ほおずきってどんな植物?
ほおずきは、6月~7月に花を咲かせる植物です。
一般的に知られている姿は、こんなオレンジの袋に包まれた姿だと思いますが…
花が咲く→果実がなる→がくの部分が大きくなり、果実を包み込む→熟してオレンジ色になる、といった流れで成長し、この見慣れたほおずきの姿となります。
ほおずきは、食用と観賞用の品種がありますが、ほおずき市で売られているのは観賞用のもの。
鉢植えやドライフラワーなどにされ、楽しまれています。
ほおずきは、そもそも、薬草として使用されている植物でした。
平安時代には鎮痛剤、江戸時代には堕胎剤として使用され、現在でも咳、解熱、冷え性などに効果があるとされており、食用品種のほおずきを薬用として使用する例もあります。
ただし、江戸時代には堕胎剤として使用されていたことからもわかる通り、妊娠中の女性には御法度。
注意が必要です。
①浅草寺のほおずき市
冒頭にも書きましたが、東京のほおずき市で一番有名なのは、やはり、浅草寺のほおずき市です。
浅草寺のほおずき市の始まりは、江戸時代と言われています。
境内には、100を超える数のほおずきの露店が出店し、鉢植えのほおずきや風鈴などが販売されます。
全国最大規模のほおずき市となっているため、各地から多くの人が訪れ、朝から夜までにぎわいます。
開催されるのは、毎年7月9日・10日の2日間。
このうち10日は「四万六千日(しまんろくせんにち)」と言われ、特に多くの人でにぎわいます。
「四万六千日」は、その日に参拝すれば、46,000日分の功徳が得られるとされている日で、年に一度しかない最大の功徳日(他の日よりも多くの功徳があるとされている日)。
ちなみに、46,000日=約126年です。
人間の一生分以上の功徳を得られるということで、この日に訪れる人も多いという訳なのです。
開催日時・アクセス・ほおずきの値段
【開催日時】
2018年7月9日(月)・10日(火)
9:00~21:00頃(本堂は6:00~20:00頃)
【アクセス】
浅草寺(HP)
東京都台東区浅草2-3-1
・東武スカイツリーライン「浅草駅」徒歩5分
・東京メトロ銀座線「浅草駅」徒歩5分
・つくばエクスプレス「浅草駅」徒歩5分
・都営地下鉄浅草線「浅草駅」A4出口より徒歩5分
※駐車場なし
※都営バス、京成タウンバス、台東区循環バスめぐりんにも最寄り駅あり。
【ほおずきの値段】
浅草寺のほおずき市の場合、価格協定があるため、どこの露店でも同じ値段となります。
鉢植えは、2,500円前後
枝ほおずきは、1,000円前後
となっています。
ちなみに、枝ほおずきとは、枝にほおずきが付いたもの。
鉢植えの花に対して切り花といったイメージですね。
ちなみに、値切ることも可能なようです。
初心者にはなかなか難しそうな気もしますが…
②愛宕神社のほおずき市
東京都港区にある愛宕神社
こちらでもほおずき市が行われています。
一説によると、浅草寺のほおずき市よりも古くからおこなわれており、愛宕神社が日本のほおずき市発祥の地と言われています。
愛宕神社のほおずき市が行われるのは、毎年6月23日・24日。
この日はもともと「千日参りの日」。
この日に、社殿前にある茅の輪(ちのわ)をくぐり、お参りすれば千日分のご利益があるとされています。
愛宕神社の場合、お祓い済みのほおづきを購入すると、社殿の中で買った人もお祓いを受けることが出来ます。
お祓いを受けられるほうずき市って、なかなかないと思います。
愛宕神社の場合、ほおずきを売っている露店は数店で、浅草寺などに比べると規模は小さいですが、お祓いが受けられるというのは、かなりポイントが高いと思います。
会社帰りに愛宕神社のほおずき市に行って来ました。
出世の石段は竹灯りで綺麗でした。 pic.twitter.com/5HzQf2SKBe— NAGA (@m_naga_787) June 23, 2016
余談ですが、愛宕神社で有名なものと言えば、「出世の石段」があります。
かなり急な階段ですが、休まず一気に登ると出世できる、というご利益があるそうです。
開催日時・アクセス・ほおずきの値段
【開催日時】
2018年6月23日(土)・24日(日)
9:00~20:00
【アクセス】
愛宕神社(HP)
東京都港区愛宕1-5-3
・東京メトロ日比谷線「神谷町駅」徒歩5分
・東京メトロ銀座線「虎ノ門駅」徒歩8分
・都営三田線「御成門駅」徒歩8分
・JR「新橋駅」徒歩20分
・都営バス 渋88(東京駅八重洲口~渋谷駅)「虎ノ門三丁目」下車
・東急バス 東98(東京駅南口~等々力)「愛宕山下」下車
※一応駐車場はあるようですが、数台分のみ。公共交通機関での参拝がおすすめです。
【ほおずきの値段】
愛宕神社で売られているほおずきは、鉢植えで2,000円前後だそうです。
お祓い付きと考えれば安いですね。
ほおずき市自体は夜まで開催されていますが、露店が少ないためか、昼頃には売り切れてしまうこともあるようなので、注意が必要です。
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③深大寺の鬼燈(ほおずき)まつり
調布市にある深大寺でも、ほおずき市が行われます。
その名も、深大寺鬼燈(ほおずき)まつり。
このお祭りは、提灯に見立てたほおずきを並べ、精霊たちをお迎えする深大寺の夏の風物詩。
枝ほおずき、鉢ほおずきが売られるほおずき市が開かれるほか、手作り市や、大道芸や紙芝居のパフォーマンス、八観音めぐり(境内の8つの観音様を回るスタンプラリー)などといったイベントも行われます。
深大寺鬼燈まつりについては、公式Webサイトもご確認下さい。
開催日時・アクセス・ほおずきの値段
【開催日時】
2018年7月20日(金)~22日(日)
※時間については詳細がまだ出ていませんが、例年は10時~18時くらいのようです。
【アクセス】
深大寺(HP)
東京都調布市深大寺元町5-15-1
深大寺の最寄り駅は、京王線「調布駅」「つつじが丘駅」、JR中央線「吉祥寺駅」
「三鷹駅」など。
そこからバスでアクセスすることとなります。
アクセス方法はいくつかあるので、詳しくはこちらをご確認下さい。
【ほおずきの値段】
深大寺の鬼燈まつりで売られているほおずきの値段は、
鉢ほおずき(鉢植え)は、2,000円前後
枝ほおずきは、1,000円前後
となっています。
④神楽坂まつりのほおずき市
毎年7月に、神楽坂にある神楽坂通り商店街の主催で行われる神楽坂まつり。
この神楽坂まつりは2部構成になっており、前半の2日間にはほおずき市などが、後半の2日間には阿波踊り大会などが行われます。
毘沙門天善國寺の門前にほおずきのお店が出て販売が行われるほか、屋台や縁日、ステージイベントなども行われます。
神楽坂は普段から素敵な街ですが、ほおずきの露店や屋台などが立ち並ぶ姿には、なおさら風情を感じることが出来ます。
開催日時・アクセス・ほおずきの値段
【開催日時】
例年7月下旬頃
※2018年の開催日時は発表されていませんが、発表され次第、追記致します。
【アクセス】
神楽坂まつりは、神楽坂通り商店街周辺で行われます。
神楽坂まつり内のほおずき市は、毘沙門天善國寺付近で行われます。
神楽坂通り商店街(HP)
毘沙門天善國寺(HP)
神楽坂通り商店街HPより)
・JR総武線「飯田橋駅」西口
・東京メトロ南北線・有楽町線「飯田橋駅」B3出口
・都営地下鉄大江戸線「牛込神楽坂駅」A2出口
・都営地下鉄大江戸線「飯田橋駅」B3出口
【ほおずきの値段】
神楽坂まつりのほおずき市で売られているほおずきの値段は、鉢植えで、1,500円前後だそうです。
なかなかリーズナブル!
商店街が直接運営しているイベントであるため、リーズナブルなんだそうです。
まとめ
以上、東京都内で行われる予定のほおずき市についてでした。
まとめると、
浅草寺…露店が沢山あって、ほおずきの種類も豊富。
愛宕神社…ほおずきを買うと、お祓いまでしてもらえる!
深大寺…ほおずきだけでなく、お祭りも楽しめる!
神楽坂…お祭りも楽しめる&リーズナブル!
…といったところでしょうか。
どのスポットもインスタ映えしそうだし、面白そうだし、行ってみたいなーと思いました。
読んで頂いてありがとうございました。
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